動きを考えると 'カタチ' はこうなる。
「リアル」
その名前の持つ意味は、水の中で見えてくる。
ジグヘッドリグ | リアルの最強のリグでロッドを持っている手の振動だけでも、かなりの生命感のある動きを表現しますので、動かしすぎにはご注意下さい。 |
テキサスリグ | ボディ部分にくびれがないため、パドル以上のすり抜けの良さを実現します。又、テ−ルウォ−クも絶妙です。 |
ノーシンカーリグ | (1) ロッドワ−クによりゆっくりとしたストロ−クをした場合、真上に向かって上がってきます。 (2) 一度だけやや強くトゥウィッチすると最大360度、タ−ンします。 (3) 強めのトゥウィッチを連続させると、左右に首を振りながらジャンプを繰り返します。 |
キャロライナリグ | ノ−シンカ−とほぼ同じアクションですが、ヘッドの角度をシンカ−により下向きにされる事で、岩などにまとわりつくようなボトムをはう魚の動きに変わります。 |
夏場のブラックバスは、人間でもあるように極端に食欲を落とし、いわゆるタフコンディションに落ちいります。 そのため、極端に速い動きや大きく移動距離を取るエサに反応する活力が失われ、バイトに持ち込むことが難しくなってしまいます。 このような状態のバスの行動パターンのひとつとして、ゴロタや岩のような少しでも低質が硬く水通しのよい場所、さらに、ある程度の水深などにより、低水温とシェードを保持できる場所などが上げられます。 このような状況下でバスが捕食しているエサとして考えられるのは、ワカサギなどのように大きく移動距離を取らないエビやヨシノボリ等、ハゼ化の魚なども代表的なエサのひとつではないでしょうか。 こういったエサたちは、湖底の岩などにまとわりつくように小さい範囲で動いているため活力のないバスたちの格好ターゲットとなります。 このような状況では、いかにルアーを移動させずに短い距離でエビやヨシノボリのように魅力的な動きを与えるかがキーポイントになってきます。 そのためバスフィッシングのルアーにおいて、リアルのジグヘッドリグのように、カーリテールなどとは違い、平らな面がテールまであり、ルアーをひとつの場所から移動させずにテールの振るえやダートといった動きを簡単にだすことのできるルアーが有効になります。 カラーも質然的に保護色を意識したものが良くなる為、リアルの場合、グラスグリーン・ライトベージュといったものがおすすめになります。 |
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上記の様にボディーカラーに対し、ブレードタイプは予め限定させていただいております。
01・04 はシルバーブレード/ 02・05 はゴールドブレード/ 03・06 はカッパーブレードの組み合わせとなります。
各ウェイトともカラー等、全て同様の種類・組み合わせとなります。
1.多面体形状(写真上部) | あらゆる方向への操作性を考え水の抵抗を受け易い、面形状をボディーライン上に設けました。この事により、上部と下部の平行な面は、ボディーのウェーブアクションを作り、両側の斜めな面は、横からの水の抵抗を受け、ダートアクションを生み出します。 |
2.振動伝達形状(写真下部) | より細かい振動を表現する為に、先端から後尾まで極端なクビレを作らない事で、先端で掴んだアングラーの鼓動をテールまで伝えるトルクを残しています。又、一直線に延びた下部の面は、サーフボードの様に水の上に乗り、後部に水を送りながら、ウェーブを作りだします。 |
3.素材(マテリアル) | バスアングラーの与える動きの伝達能力を上げる為、少しもっちりとしたエラストマー系素材を採用、又、面積比重を限りなく水と1:1に近ずけることで一定のレンジを保ちながらしっかりと動きが与えられ、よりスレたブラックバスにバイトチャンスが多くなるスローフォールを姿勢を崩すことなく可能にしました。 |
リアル カラー解説 |
リアルのカラーは、01〜03までが自然環境にある背景色をテーマに、04〜06は、魚の放つ輝きをテーマに、07〜10は、魚の保護色をテーマに作られています。 |
REAL COLOR LIST | |
01.ハーブグリーン | 藻というよりは草という感じの色をテーマに作られたカラーで、草のベースになっているグリーンと枯れ始めた草の黄色を意識して作られていますので、草の沈んでいるようなエリアで有効です。 |
02.ミントブルー | 水の持っている色素をテーマに作られたカラーで、水に映り込む木の緑と空の青から構成されている為、リザーバーなど、水の綺麗なエリアで有効です。 |
03.ハニーブラウン | 土の持っている色をテーマに作られたカラーで、泥を巻き上げてから濁りが沈殿していく時の色を意識して作られている為、マッディーウォーターなどの泥底エリアで有効です。 |
04.フレッシュシルバー | 綺麗な水のエリアで魚が輝いた時の銀色を意識して作られている為、クリアーウォーターや水の綺麗なエリアで有効です。 |
05.ピュアゴールド | 濁った水のエリアで魚が輝いた時の金色を意識して作られている為、マッディーウォーターや濁った水のエリアで有効です。 |
06.スウィートコパー | 透明が高く黒ずんだ水のエリアや回遊や産卵で赤味を帯びている魚の輝きを意識して作られたカラーの為、水深のある綺麗な湖や深場などで有効です。 |
07.グラスグリーン | 綺麗なウィードなどの生えるエリアで保護色する魚を意識して水の持つ青みのあるグリーンとウィードなどの輝きに近い金色から構成されている為、やや水の良いウィードエリアが有効となりますが、どんなエリアでもこういった色素は、含んでいる為、オールマイティーに使えるカラーです。 |
08.サンバーグレー | ドジョウなどの黒ずんだ魚を意識して作られたカラーで、こういった魚の持つ黒ずみと赤味から構成されている為、底をはう魚を補食しているエリアで有効です。又、色が濃い事や少量のラメにより深場の魚が放つ鈍い輝きを発する為、くもりぎみの日や深場のボトムでも有効です。 |
09.クリームアイボリー | 回遊するワカサギなどの腹身の色を意識して作られている為、ベイトフィッシュパターンなどの時に有効です。 |
10.ライトベージュ | 半透明の稚魚などの色を意識して作られている為、タフコンディションの時や警戒心の強いバスに有効です。又、周り水の色に馴染み易い為、クリアーウォーターでも有効です。 |
通常バスフィッシングのワームは実際の魚の尾びれの手前がくびれていることもあり、テールが動き易くなるというイメージからか、ほとんどの場合ワームのテールの前はくびれています。
引くことによりテールが動くカーリーテールの様なスウィミング系のワームやテールに振動を与えるピンテール系のワームなどはイメージ通りの動きを与えられますが、パドル系のワームやテールがフラットなワームはテールの前がくびれている方が動く様に見えるのは実際の魚からくる人間の勝手なイメージで、水の抵抗を利用して動かすワームにとって、動きを良くするどころか逆に水圧でくの字に折れ曲がってしまったり、くびれたところが原因でテールまで動きを伝えることができなくなってしまったりします。
リアルは自発的な力で動く実際の魚に対し、バスアングラーの手により動かすワームというルアーの操作性という部分に重点をおき、水の抵抗を最大限に利用できる様、通常、車等動きを良くする為に用いられる抵抗の少ない流線型状とはまったく反対に位置する抵抗の高い多面体形状を利用し、上下に平行な面を持たせることで水をしっかり掴み、左右に斜めの面をもたせることで、左右へのスライド性をもたせ、更に上面をサテンブラスト、底面を鏡面の仕上げにすることで、上は滑りにくく、下は滑るといった水流ギャップから上部へのスライドアクションが容易にできる様に仕上げられています。
また、最大の特徴でもあるくびれることなく後方まで続くテールにより、前方で掴んだ水を後方まで送ることで見事な程のウェーブと振動を表現できる様になっています。
これらの全ての要素から時には実際の魚の様に、時には実際の魚をも超えるルアーならではの生命感を演出してくれる為、中々口を使ってくれなかった、よりビッグサイズのブラックバスに出会えるチャンスをバスアングラーの皆様に提供できるのではないかと思っております。